AKI TOKYO MX TV 出演

1、はじめに

福祉作業所ライフステージ・AKIの活動も今年(09)の11月で10年周年を向かえ多くの方々に支えられ、また、ご支援を受けてまいりました。
そして毎年、多くの地域(イベント会場など)でたくさんの皆様から、AKIの活動・仕事のなどを聞かれます。

私は、知的障害者であっても、その才能をいかすことができれば完全に自立することも可能だと考えています。そして、そのためには周囲がしっかりとサポートすることが必須なのです。
周りの人が手を抜くことなく、才能を発揮できるような環境を整備していくことがその自立を可能にするのだと思います。
障害者にも人生があります。たとえ障害者であろうとも、仕事をして、給料をもらい、社会的な地位を築く権利があるし、それは実現可能なことなのです。
障害を持っているからといって、特別視し、手厚く保護したり、壊れ物のように接したり、あるいは健常者とは違う世界での生活を奨励するのは、障害者の人生における選択の幅をせばめてしまいます。確かに障害を持っている以上、完全に健常者と同じようにはいかないでしょうが、そうではあってもやはり、障害者にも自分で選択した、自分自身の人生を生きる権利があるのではないでしょうか。障害者それぞれがそれぞれの独自の人生を歩んでいくのを手助けするのが、施設や、私たちのような福祉作業所の仕事であると思います。

2、自立支援

福祉作業所が芸術作品の発表などをするときにはかならず「障害者」という枕詞がつくのが現状です。「『障害者』が描いた絵」「『障害者』の作った製品」というふうに一般的な芸術作品とは区別して捉えられてしまっているのです。私たちはその枕詞をとってしまいたいと考えています。
「障害者」としてではなく、「健常者」と同じ土俵で、同じ世界で評価を受けたいのです。健常者に混じっても、充分に競えるだけの才能を持っているからです。 だから、《ライフステージ》ではできうる限り知的障害者の描いた絵であることを強調しないようにしています。「『障害者』の作品」としてではなく、「AKIの作品」として見て、評価してもらいたいからです。
幸いにもAKIの作品は徐々に社会に見とめられつつあり、企業・TV・新聞・雑誌からも声がかかるようになってきました。
これはAKIが障害者だからではなく、AKIの作品それ自体が社会に認められたからだと考えています。
これからも、「障害者だから」ではなく、健常者と同じ土俵で勝負できる作品・商品を作ることが私たち《ライフステージ》の目標です。

3、AKI

AKI(木下明幸)は、軽度の知的障害者です。
小学校6年生位まで多動・自傷が強く頭や体に自分から傷をつけたり、度々家出をしたり、毎日、落ち着かない行動(症状)がありました。
中学一年になり「絵」を本格的に描くようになり、また、三年生(14歳から)は「仕事」とし、プロのミュージシャンとの「ライブペイント」また、「個展」で全国を廻りまた、08には世界の画家500名の中からスペインバルセロナ海洋博物館で「金賞」と「日本・スペイン文化交流名誉作家」に選ばれ09・10月には日本・ギリシャ修交110周年記念式典で日本代表にAKIの絵が選ばれました。